矯正と挑戦
始まりはこの「別糸を解きながらの繋ぎ」で、どうにもならない傷ができてしまうことからでした。
棒針編みはいつ、どうやって覚えたのかその記憶も定かではなく、また誰かに教わったという覚えもあやふやな・・・。
以前の私なら「ま、部屋着だし、自分用だし」と言い訳してスルーしていたでしょうが、今回はある壮大な目的があるため、どうしても素通りできずに原因を究明!
Facebookで参加しているグループで何気に投稿してみたら、とっても丁寧にご指導くださった方を得て、ついに根本的な間違いに気付くことができたんです。
それはね・・・。
基本中の基本のメリヤス編みの編み方を間違えていたってこと!!
もうね、ビックリですよ。
ホラ!
表編みの目を拾うとき、手前ではなく向こう側の糸に引っ掛けて編んでいたんですから!!!
さらに、裏編みも右の棒針の下側を使って押し潰すように糸をくぐらせていました!!!
Facebookで教えて頂いた方に「簡単な編地なら問題ないけれど、複雑な模様を編むときに不具合が出るかも」とアドバイスを受け、さっそくその日から初心にかえって猛特訓を開始です。
参考サイトは「あむゆーず」の動画(ハマナカ株式会社)です。
ここは私にとって教習所のようなところ。
ほんと、助けられています。
そしてそして、手始めにダイス模様に現在は挑戦中です^^v
最初は何が何やら分からないので、とりあえず模様が変わるごとに目印のリングをいれたりして。
「アホか?」っていうくらい輪っかだらけ(笑
ちなみにメリヤス編みがねじれている部分は、そこから正しい編み方にしたという跡。
テレビも見ず、音楽も聴かず、ただただ一心不乱にメリヤス編みの矯正と模様編みに挑戦した2日間(3日間かな?)。
特に模様編みなんてちょっとでも気を抜くとトンチンカンなことになってしまい、2段編んでは間違いに気付いて1段解き・・・という具合です(汗
まだまだ棒針編みでは目を読み切れないので、1か所失敗すると何が何だか分からなくなってしまいラーメンを作る羽目に。。。
そうして、やっと模様が見えてきました~~♪
もしかしたら、どこかに間違いがあるかもしれないけれど、今のところ自分では気付きません。
だから一応「よし」としています^^;
今、編んでいるのは「すてきにハンドメイド」11月号に載っていた「まっすぐ編みのベスト」です。
この1着は、きっと今後の私にとって思い出深い作品となること間違いないでしょう。
来年の今頃は、この記事を見て笑えるようになってると良いなと思います。
そしてこのベストは、基本の大切さや学ぶときの謙虚な気持ちを忘れないための戒めになるよう、ずっと取っておきたいです。
歳を重ねると自分の流儀ができてきているので、無意識にそのやり方で物事を通そうとしてしまいがちですが、当然ながらそんなちっぽけなモノが通用する範囲は小さな世界でしかありません。
だから新しいことに挑戦しようとしたとき、その流儀が物事の理に則っていなければ相応のしっぺ返しを喰らうことになるんですよね。
そんな基本的なことを、編み物を通して考えさせて頂きました。
そういえば、ずっと昔に編み物が得意な叔母に「変な編み方してるねえ」と、私が編んでいる棒針編みの手元を見て言われた言葉が、ふわふわと思い出されました。
あの時に素直に教えを乞うていれば・・・。
今回使用している糸は、「毛糸ZAKKAストアーズ」のグランディールの「トマト」です。
7号輪針、80cmを使用。
グランディールは素肌に当たるとチクチクしますが、初心者や練習用の糸としては扱いやすくまた、色も雰囲気があって飽きずに編めるところが気に入ってます^^
\全品SALE/Grandir(グランディール) 【毛80%ベビーアルパカ20%/約40g玉巻(約72m)/並太】 Z2010/ZAKKA
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